武下農園株式会社
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どうしても食べさせて上げたい。切なる願い。。。あまおう産直農家物語

どうしても食べさせて上げたい。切なる願い。。。あまおう産直農家物語

2017/12/09

今日は次男の恩師の先生が54歳という若さで癌でお亡くなりになりました。 その通夜の席で涙があふれて。。

 

 

11月末でした。 苺がまだほんわか色づき、12月初旬には味見ができるな。。という時に次男の恩師の先生のご主人がお電話で、

「OOの夫ですが、いつも妻がお世話になっておりました。 実はどうしても苺を妻に食べさせて上げたくて、本人も食べておきたいというものですから。。」

 

なんか様子がおかしい。

 

PTA会長時代に息子の担任もしてもらったこともあって、頑張り屋の先生とはすごく仲良しに。 そしてほかの小学校に移動されてからも、毎年お歳暮の時期は自宅までご注文にお見えになってましたが、去年は来られなかった。

 

何かあったんですか?  ご主人に聞きました。  「実は。。。」

 

余命数日、最後の最後に武下さんちの苺が食べたい、そう妻が言いましたのでお伺いしたいんです。

残念ですが、まだ収穫できる実がない・・  あと一週間、あと少しなんです。 出来上がったら、一番に食べさせて上げたい、それまでなんとか命がつながることを祈った。

 

そして先日,OO先生に初どり苺を食べていただきました。 病室に入ることはできなかったんですが、ご主人がすりつぶして食べさせて上げられたとのこと。

そして、今朝12/9の夜明け前に息を引き取られました。

通夜の席でご主人が頑張り屋の妻に負担をかけすぎたと悔やんでありました。 ほんとに素晴らしい妻だったと感謝を述べられる姿に涙が止まらない。

54歳という若さで癌と最後まで向き合って、頭も真っ白になって、小学校の子供たちに会いたい、最後まで教師魂、愛に満ち溢れた先生でした。 その最後の姿も映像で写されたときに涙腺大崩壊でした。

 

多くの人に愛され,いつも先生の周りには笑顔、家庭でも太陽だったとのこと。。

 

自分たちの作る苺がこれほど価値ある大事なものだと改めて思い知らされました。

そして健康が最も大事。

 

健康がすべてではない、しかし健康を失うとすべてを失う。   この格言が突き刺さりました。

 

愛する家族のため、健康体でハイパフォーマンスを出し続けること。 そして人の心に染み入る苺を生み出すこと。

 

帰りの挨拶で、「OOさん、最後の最後に間に合ってよかった・・・本当に愛に溢れた先生に育ててもらって感謝してます。」 そう言って涙でお別れしました。   棺の中の先生は笑顔で目をつぶってありました。

 

生きたいけど生きられない命がある。  この命、限られた命を何に使うのか、誰のために、何のために、なぜ。。

 

改めて苺一愛に生きる。 そう誓ったお通夜でした。  先生、ありがとう。 この命を最大限燃やしきって、死を迎えた時に私は私に対してよくやった言えるような人生を全うします!

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