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与えられるものをどれだけ持ってるか。あまおう産直農家物語

与えられるものをどれだけ持ってるか。あまおう産直農家物語

2018/02/18

大川市の長縄跳び大会   今年は夏の台風の影響で冬に開催。

一週間、夏場に鍛えた感覚を取り戻しながら夜間練習に励みました。

いかに子供達のヤル気を引き出すか。

させるのではなく、自らやる。 そう持っていくための質問を徹底して繰り返し、子供達に考えてもらいました。

 

 

何回跳びたいの?

 

 

 

なんだかんだというわけと一緒に跳べない理由をつけて雑念が飛び交います。

 

だから繰り返し聞きます。

 

だから何回跳びたいの?

だんだんと雑念が減ります。

 

試合前も繰り返します。

 

何回跳びたいの?

 

ついに子供たちは300回と言い出しました。

 

じゃあそれを声に出そう。

 

すると5年生が恥ずかしいから嫌だ!と言い出しました。

3回あるうちの2回目は心が統一できないままスタートして、59回で失敗。

 

3回目のラストの試技に臨む前にもう一度ミーティング。

 

よく頑張ってきたな〜みんなはお父さんたちの誇りだ。お父さんはみんなが跳びたい数だけ全力で縄を回す。1000回でも回すぞ、過去最高は550回回した年もある。

だからみんなもできる。大丈夫だ。お父さんがついてる。みんなは必ずできる。お父さんは信じてる。

 

もう一回聞くぞ、

みんなは何回飛ぶんだ?

 

みんなで300回!

一人はやっぱり恥ずかしそう。

 

もう一回聞くぞ!  何回跳びたい?

 

300回!   涙が溢れてきそうでした。

 

何回なんだ??

 

300回!

 

結果は184回の大ジャンプ!

 

周囲からの視線を釘付けにして、3年生は肩で息をしながら必死の形相。。回してる私が涙が溢れてくる。

100回超えた時点で優勝はわかってました。

でも300回跳ぶといった子供達は誰一人やめない!

 

結果は184回。。恥ずかしがって声を出せなかった5年生が引っかかりました。もっとも体力のある子です。

心なんですね。  でも下を向いてる彼に言いました。

 

いい経験したじゃないか。

恥ずかしいと言ってるのは自分に対してだったな。

チームのために全力を尽くそう、3年生の頑張りに応えてあげたいって気持ちが勝ったら、きっとお前にもできたはずだ。これは経験だ。お前には価値がある。それを気付く為の試練さ。

来年は悔しさを知ったお前がキャプテンだ。頼んだぞ。

子供会、これほど育成力の練習試合の舞台は他にない。

いついかなる時も相手を勝たせて自分も勝つというマネジメントをいかに応用するか。

 

アシスト力です。 導く力です。   子供達の力を引き出すことが未来を作る。

 

他人を介して目的を遂げる技術を学びながら、自分の仕事を通じて人を育成する技術を磨き伝えていく。

 

これが私のミッションです。

 

与えられるものをどれだけ持ってますか?

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