その昔、生ハムの熟成技術は、今よりもまだ未熟な状態でした。そのため、かなり塩味の強い食べ物だったと言われています。そこで、生ハムの気になる塩味を和らげるため、甘みのあるフルーツとの組み合わせが考案されたのだと言われています。

では、なぜ、そのフルーツとしてメロンが選ばれ、一般的になったのでしょうか？

これもまた昔のお話し。当時のメロンは、今よりも糖度が少なかったため、フルーツと言うよりもキュウリのような味わいだったことが分かっています。つまり、生ハムに突然フルーツを合わせたというよりも、「若干の甘みを感じる瑞々しい野菜を、生ハムに添えた」という感覚だった、とのこと。
そう考えると、そう突拍子もない提案だと感じます。

最初に考えた方は、たまたまだったのかもしれません。でも今となっては、生ハムとフルーツの組み合わせを導き出したアイデアは、賞賛に値するものだと思うのです。

今、生ハムといちごの組み合わせが話題になっています。
「インスタ映えする！」「かわいくてフォトジェニック！」というのも要因のひとつなのですが、やはり大きな理由は、何といっても「格別に美味しいから！」。これ、これなんです！

用意するもの
　生ハム、あまおう、バルサミコ酢、オリーブオイル

作り方
　あまおうのヘタを取り、生ハムでくるりと巻きます。
　バルサミコ酢とオリーブオイルを1：1で混ぜ合わせ、見栄え良くかけたら完成！

深いコクのある生ハムに、爽やかな香りと甘酸っぱさが楽しめるあまおうはピッタリの組み合わせ。そこに、バルサミコ酢＆オリーブオイルが心地の良い個性を効かせてくれる逸品です。

用意するもの
　生ハム、あまおう、マスカルポーネチーズ、バルサミコ酢

作り方
　あまおうのヘタを取り、マスカルポーネチーズと一緒に、生ハムでくるりと巻きます。
　バルサミコ酢を、見栄え良くかけたら完成！

こちらも、前述のレシピと同様に、生ハムとあまおうの最高の組み合わせはそのままに、プラス、マスカルポーネチーズを加えました。ティラミスの材料としても知られるこのチーズは、なめらかな舌触りと、甘みとこっくり感が特徴で、先ほどのレシピよりも食べ応えのある逸品に仕上がります。

見た目がかわいく、素晴らしく、その上、美味しいとなれば、話題となるのも必然ですよね！
他の品種に比べてあまおうは、より食感と味がはっきりしています。だからこそ、生ハムに負けることなく、そして引き立てることのできる、最高のパートナーに！

あまおうが最高に美味しい今の時期だからこそ、ぜひ作って頂きたい、お勧めのレシピです。

最高に美味しい逸品なのに手間いらず。
サクッと、誰にでも、一瞬で作れてしまうというのも、生ハムいちごの最大の魅力です。
であれば、より手間を省くため、カットなしでひと口で頂けるあまおうであることがベストですよね。
大きなサイズが魅力であるあまおうですが、今回ばかりは小さなサイズをお勧めしたいと思います。もちろん、小さなサイズであっても、その美味しいさは変わりません！
TPOに応じたあまおう選び、応援しています！