いちごの苗の作り方!
2021/03/26
こんにちは!楽農ファームたけしたです。いちご農家にとっていちごの苗とは、原点であり、基礎であり、非常に大切な物。そして苗は、購入するのではなく、自分で作る物だということ。これは、あまり知られていない事実なのではないでしょうか。今回は『いちごの苗つくり』について、ご紹介します。
苗を買わずに作り出す、そのワケ
一般の方がご家庭でいちごを育てようと思った時、きっと苗は、どこかの園芸店より購入されることと思います。いちごの苗は一般的。結構、どこででも手に入りますし、品種もさまざま揃っています。チャレンジするにはもってこいの苗だと言えるでしょう。
でも、楽農ファームたけしたでは、購入はしません。苗は、自分たちで作り出しています。
その大きな理由がこちら。
- 『美味しい株、育てやすい株、丈夫な株から苗を作れば、その特性がしっかりと受け継がれる理想的な苗が得られる』から!
これは、農家にとって非常に大切なこと。実った先にお客様がおられるのですから、よりよい果実が得られるための方法を追及し、努力していくことこそ『使命』と考えます。
苗を買わずに作り出すワケは、ここにあるのです。
苗のつくり方
いちごの茎をじっくり見ていると、初夏あたり、ひも状のつるが伸びていることに気づかれると思います。このつるをランナーと呼ぶのですが、ランナーは根付くことができ、それが苗となる、非常に大切な存在です。
とはいえ、大事な存在だからと、やたらに伸ばし続けてはいけません。というのも、初夏はまだ収穫の季節。ランナーをそのままにしておくと、そちらへ栄養分が流れ込んでしまい、果実のための栄養が奪われてしまうことに。本当に必要となるまではランナーはカットしていく。この見極めが、非常に重要です。
そして時期がきたら、苗づくりをスタートします。
まずは、親になってほしい株を探します。先ほども書いたように、子となる苗は、親の特性をしっかりと受け継いでくれますので、『美味しく、育てやすく、丈夫』、そんな株を見つけ出すことが、何よりも重要。日頃からしっかりとお手入れを行い、株の状態を注視していることが、ここで役立ってくるわけです。
親が決まれば、ランナーをカットせず、伸ばしていきます。そして、小さなポットに固定して根付くのを待ち、根付いたら親株からカット。ポットを最適な場所で移動させ、しっかりとした株に育てていきます。
実際に植え付けるのは、10月以降。それまで、夏の暑さや台風など、さまざまな気候が訪れます。弱らないよう、力強く育てていくこと。これも、いちご農家の使命です。
そして、どんどん美味しくなるのです!
いちごを育てると、美味しい親株が見極められるようになります。
そして育て続けると、美味しい親の特性を受け継いだ子の苗がどんどん増えていきます。
つまり、時を経ることが、美味しく良い苗に繋がっていくこととなります。
楽農ファームたけしたのあまおうが美味しいのは、これも理由のひとつ。
さまざまな要素が重なり合い、満足いただける美味しいあまおうが育っているのです。
今回は、楽農ファームたけしたの一番スタンダードなあまおうをご紹介したいと思います。
あまおうらしい大きさ、美味しさ、甘さ、かわいさ。どれを取っても、必ず満足いただける商品だと自負しています。ご家庭用に、贈答用に、ぜひご利用ください。
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楽農ファームたけした
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